みなさんこんにちは!
こうじです。
複数回にわたってお届けしている、デールカーネギー著「人を動かす」の要約も、いよいよ最後のPARTになりました。
今回は人を動かすのPART4、
「人を変える九原則」
についてお伝えしていく1回目になります。
それではいってみましょー
Contents
デール・カーネギー人を動かす「人を変える九原則」まずほめる
私の友人が、ある時、クーリッジ大統領の招待を受けて、週末をホワイト・ハウスで過ごした。
彼が大統領の部屋に行くと、大統領は秘書をつかまえて、こう言っていた──
「今日は、よく似合う服を着てきたね。まったく君は美人だ」
無口なクーリッジがこんなお世辞を言うのは珍しい。
その娘はどぎまぎして、頰を真っ赤にそめた。
すると大統領は「そんなに固くなることはないよ──気をよくしてもらおうと思って言ったのだから。で、これからは句読点にもう少し注意してもらいたいね」
と言った。
彼のやり方は少し露骨だったかもしれないが、人間の心理に対する理解の程度はほめてよい。
我々はほめられたあとでは、苦言もたいして苦く感じないものだ。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P260を引用
この人を動かすの中で、大きなテーマだと思うのが、個人的に二つあります。
一つ目は何度も言うように、「自己重要感」を満たすという事。
そしてもう一つは「相手の自尊心を傷つけない」という事です。
人に何かを注意する時、頭ごなしに注意をすると、相手の自尊心を傷つける可能性が大いにあります。
いくら悪いと思っていても、注意されたり怒られたりするのは、あまり気持ちいいものではないですからね^^;
今回の方法は、まずほめて相手の気分を良くしておいてから、さりげなく注意するという事です。
ほめてもらえれば、自己重要感も上がりますし、その後の注意も、自分のために言ってくれてるんだ、と思ってもらいやすいです。
そうなれば、直して欲しい部分も、素直に受け入れてもらえますからね。
注意点としては、ほめる時は心からほめる事。
下手なお世辞では、すぐに相手に伝わって、逆効果です。
まず心からほめよう。その後の注意は受け入れてもらいやすい。
デール・カーネギー人を動かす「人を変える九原則」遠回しに注意を与える
人の気持ちや態度を変えようとする場合、ほんの一言の違いが、成功と失敗の分かれ目になることがある。
人を批判する際、まずほめておいて、次に〝しかし〟という言葉をはさんで、批判的なことを言いはじめる人が多い。
たとえば、子供に勉強させようとする場合、次のように言う。
「ジョニー、お父さんもお母さんも、お前の今学期の成績が上がって、本当に鼻が高いよ。しかし、代数をもっと勉強していたら、成績はもっと上がっていたと思うよ」
この場合、〝しかし〟という一言が耳に入るまでジョニーは激励されて気をよくしていただろう。
ところが、〝しかし〟という言葉を聞いたとたん、今のほめ言葉が果たして本心だったのかどうか疑いたくなる。
結局は批判するための前置きにすぎなかったように思えてくる。
信頼感が鈍り、勉強に対するジョニーの態度を変えようとする狙いも失敗に終わる。
この失敗は〝しかし〟という言葉を、〝そして〟に変えると、すぐに成功に転じる。
「ジョニー、お父さんもお母さんも、お前の今学期の成績が上がって、本当に鼻が高いよ。そして、来学期も同じように勉強を続ければ、代数だって、他の課目と同じように成績が上がると思うよ」
こう言えば、ジョニーは、ほめ言葉の後に批判が続かないので、素直に耳を傾けるだろう。
これでジョニーに変えさせようとした問題点が、遠回しに知らされたことになり、その結果、彼は期待にこたえようと、努力するだろう。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P269~270を引用
これはさっきの「まずほめる」に繋がる内容ですね。
会話術の中に「イエスバット法」というのがあります。
相手の話を一旦受け止めてから、反論する方法です。
『確かにおっしゃる通りです(イエス)、しかし~(バット)』
みたいな感じですね。
僕はこの話法はあまりオススメできません。
なぜなら、いくら最初に受け入れる言葉を伝えても、その後に「しかし」がつくと、結局否定された気持ちになるからです。
これと同じで、ほめた後に注意をする時に「しかし~」と言ってしまうと、相手は『結局ほめ言葉は嘘で、注意したかっただけなんだな』と感じてしまいます。
これはもったいないですよね。
なので、「しかし」とか「でも」とかではなく、引用文にあるように「そして」というふうに変えると、相手にも素直に伝わりやすくなります。
あと個人的には、「だからこそ~」っていうのも、効果的だと思いますよ^_^
ほめた後の言葉の使い方で、注意した時の伝わり方がまるで変わる。
デール・カーネギー人を動かす「人を変える九原則」自分の過ちを話す
人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、
失敗も多いがと前置きして、それから間違いを注意してやると、
相手はそれほど不愉快な思いをせずに済むものだ。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P274を引用
失敗談を伝えるのは、勇気がいる事かもしれません。
でも、ただ注意をするだけよりも、自分を一段下げる事で、相手も素直に聞き入れてもらいやすくなります。
それに注意する時じゃなくても、気楽に失敗談を話せるようになると、周りから親しみやすくなりますよ。
あんまり完璧すぎると近寄り難いですが、失敗談を話すことで親近感もわきますしね^_^
でもあんまり深刻な失敗談は引かれてしまいますので、軽くて笑える失敗談を作っておくと便利ですよ。
僕もマイ失敗談を2~3個準備して、いつでも話せるようにしてます(笑)
先に失敗談を伝えることで、相手に不快感を与えることなく、注意をできる。
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どうもこんにちは!
サイト管理人のコミュニケーション・コンサルタントのkoji(コウジ)です。
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