みなさんこんにちは!
こうじです。
今回もデールカーネギー「人を動かす」から、「人を説得する十二原則」の続きをお届けしていきます。
Contents
デール・カーネギー人を動かす「人を説得する十二原則」思いつかせる
人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、我々は、はるかに大切にするものである。
すると、人に自分の意見を押しつけようとするのは、そもそも間違いだと言える。
暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口だ。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P214を引用
人はそれぞれ考え方や価値観は違います。
それと同じでひとつの物事にも、人それぞれ意見が違います。
自分と違う意見の人に対して、『それは〇〇ではなく、✖︎✖︎ですよ』と言ったところで、完全に納得させる事はできません。
営業の仕事にしても、どれだけ『お得になりますよ』とお伝えしても、お客様が得だと思っていなければ、魅力的に感じないんです。
でもお客様自身が『あ、これは得だな!』と感じれば、進んでもっと話を聞いてくれます。
仕事だって周りから『このやり方がいい』と言われるよりも、自分で『このやり方を試してみよう』と思いついた方が、力の入り具合も変わってきますよね。
なので人と話すときは、意見を押しつけるよりも、相手が思いついたと感じるように持っていけば、スムーズにいきます。
そのためには『〇〇についてはどう思いますか?』などの質問をしていくのが有効ですね。
相手が自分で思いつくように、質問でうまく誘導していこう。
デール・カーネギー人を動かす「人を説得する十二原則」人の身になる
相手は間違っているかもしれないが、相手自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。
だから、相手を非難してもはじまらない。非難は、どんな馬鹿者でもできる。
理解することに努めねばならない。
賢明な人間は、相手を理解しようと努める。
相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。
その理由を探し出さねばならない──そうすれば、相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。
本当に相手の身になってみることだ。
「もし自分が相手だったら、果たしてどう感じ、どう反応するだろうか」と自問自答してみるのだ。
これをやると、腹を立てて時間を浪費するのが、馬鹿馬鹿しくなる。
原因に興味を持てば、結果にも同情を寄せられるようになるのだ。
おまけに、人の扱い方が一段とうまくなる。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P223を引用
相手の身になって考える。これによって相手をより理解する事ができます。
例えば仕事で部下から書類を提出された時、ダメな内容であれば注意をしたくなりますよね。
でも相手の身にって考えた時に、大変な思いでこの書類を書き上げたのかもしれません。
そう思えば、同じ注意をするにしても言い方に差が出てきます。
どんなに嫌に思う人でも、相手の身になって考えれば、いろんな事情がある可能性があります。
例えばひどい事をされて、相手の事を憎んでいる時。それは相手に心を支配されてしまってるんですね。
でも物事の程度にもよりますが、相手の立場にたって考えることで『あの人もいろんな事があったんだろうな』と思えるかもしれません。
そうなれば相手を許す事もできるし、自分の心も解放されます。
全てを受け入れる必要はありませんが、相手の立場に立って考えることで、結果に対して理解してあげる事ができるでしょう。
相手の立場になった時に自分ならどうするか?これを考えることで相手を理解する事ができる。
デール・カーネギー人を動かす「人を説得する十二原則」同情を寄せる
口論や悪感情を消滅させ、相手に善意を持たせて、あなたの言うことを、大人しく聞かせる魔法の文句を披露しよう──
「あなたがそう思うのは、もっともです。もし私があなただったら、やはり、そう思うでしょう」。
こう言って話をはじめるのだ。
どんなに意地悪な人間でも、こういうふうに答えられると、大人しくなるものだ。
しかも相手の立場になれば、当然相手と同じ考えを持つわけだから、この文句には百パーセントの誠意がこもるはずだ。
仮に我々がカポネとまったく同じ精神と肉体を持って生まれ、まったく同じ環境に育ち、まったく同じ経験を積んだとすると、カポネと寸分違わぬ人間になり、カポネと同じことをやるはずだ。
我々がヘビでない唯一の理由は、我々の両親がヘビでなかったからだ。
我々の人となりには、自分が手を下してつくった部分は、ほんのわずかしかない。
したがって、我々の接する相手が、どんなにいら立っていたり、偏屈だったり、わからずやだったとしても、その責めをすべて本人に帰するわけにはいかない。
気の毒だと思ってやるべきだ。同情してやることだ。
そしてこう考えるのだ。
「もし神様のお恵みがなかったら、この相手が、私自身の姿なのだ」
我々が交渉を持つ相手の四分の三は皆、同情に飢えている。それを与えてやるのだ。好かれることはうけあいである。
出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P229~230を引用
相手の話しに完全に共感したと伝える方法、それは
『分かります。同じ立場であれば僕も同じようにしたでしょう』
と伝えることです。
「同じ状況であれば、同じ事をしています。」
これに勝る共感の言葉はありません。
相手にとっては全てを受け入れてくれたと感じるでしょう。
環境が人を変えます。なので引用にもあるように.この言葉は100パーセントの誠意を持って伝える事ができるでしょう。
どんなに性格が合わないなと思う人でも、きっと同じような環境にいれば、自分も同じようになるんだろうなと思うと、相手に憎しみの気持ちを向ける事もありません。
どんなに嫌な人でも、環境が同じなら自分も同じ。相手の環境に同情を持って接しよう。
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どうもこんにちは!
サイト管理人のコミュニケーション・コンサルタントのkoji(コウジ)です。
僕は元々、引きこもりでうつ病寸前までになりました。
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ある心理カウンセラーのカウンセリングを受ける事で立ち直り、
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