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デール・カーネギー「人を動かす」に学ぶ人を動かす三原則の要約・感想

 

みなさんこんにちは!

 

 

こうじです。

 

 

今回から複数回にわたって、世界的名著である

 

 

デール・カーネギー「人を動かす」

 

 

について要約や感想を書いていきます。

 

 

「人を動かす」は大ボリュームでそれぞれ細かくパートが分かれていますが、その中でも個人的に重要だと思う部分を要約していきますね。

 

 

今回は、「人を動かす三原則」です!

 

 

デール・カーネギーの人を動かす三原則とは?

 

 

「人を動かす」は4つのPARTに分かれています。

 

 

1、人を動かす三原則

2、人に好かれる六原則

3、人を説得する十二原則

4、人を変える九原則

 

 

今回はPART1の「人を動かす三原則」についてお伝えしていきます。

 

 

そして個人的にはこの「人を動かす三原則」には、人間関係を良好に保てる究極の方法が書かれてあると、個人的には思います。

 

 

それでは一緒に学んでいきましょう^ ^

 

 

デール・カーネギー「人を動かす三原則」盗人にも五分の理を求める

 

 

「俺は働き盛りの大半を 、世のため人のために尽くしてきた 。

ところが 、どうだ ─ ─俺の得たものは 、冷たい世間の非難と 、お尋ね者の烙印だけだ 」

 

と 、嘆いたのは 、かつて全米を震え上がらせた暗黒街の王者アル ・カポネである 。

 

カポネほどの極悪人でも 、自分では 、悪人だと思っていなかった 。

 

それどころか 、自分は慈善家だと大真面目で考えていた ─ ─

 

世間は 、彼の善行を誤解しているのだというのである 。

 

ニュ ーヨ ークでも第一級の悪人ダッチ ・シュルツにしてもそうだ 。

 

ギャング仲間の出入りで命を落とす前のことだが 、ある新聞記者会見の席で 、シュルツは 、自分のことを社会の恩人だと称していた 。

 

実際 、自分ではそう信じていたのである 。

 

この問題について 、私は 、シン ・シン刑務所長から興味のある話を聞かされた 。

 

およそ受刑者で自分自身のことを悪人だと考えている者は 、ほとんどいないそうだ 。

 

自分は一般の善良な市民と少しも変わらないと思っており 、あくまでも自分の行為を正しいと信じている 。

 

なぜ金庫破りをしなければならなかったか 、あるいは 、ピストルの引き金を引かねばならなかったか 、そのわけを実にうまく説明する 。

 

犯罪者は 、たいてい 、自分の悪事にもっともらしい理屈をつけて正当化し 、刑務所に入れられているのは不当だと思い込んでいるものなのである 。

 

右に挙げた極悪人たちでさえも 、自分が正しいと思い込んでいるとすれば 、

 

彼らほどの悪人でない一般の人間は 、自分のことを 、いったいどう思っているのだろうか 。

 

「三十年前に 、私は人を叱りつけるのは愚の骨頂だと悟った 。自分のことさえ 、自分で思うようにはならない 。天が万人に平等な知能を与えたまわなかったことにまで腹を立てたりする余裕はとてもない 」と言ったのは 、アメリカの偉大な実業家ジョン ・ワナメ ーカ ーである 。

 

ワナメ ーカ ーは年若くしてこの悟りに達していたのだが 、私は 、残念ながら 、四十歳近くになってやっと 、人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだということが 、わかりかけてきた 。

 

他人のあら探しは 、何の役にも立たない 。

相手は 、すぐさま防御体制を敷いて 、何とか自分を正当化しようとするだろう 。

それに 、自尊心を傷つけられた相手は 、結局 、反抗心を起こすことになり 、まことに危険である 。

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P12~13を引用

 

 

この章の要点としては、

 

 

「人はどんなに悪いと思っていても、批判されると自分を正当化する」

 

 

って事です。

 

 

いろんな極悪人の例が出ていますが、恐ろしい事にその極悪人ですらが、自分の行為を正当化してしまうんですね。

 

 

「それをやらなければならなかった理由」をあらゆるところから探し出してきます。

 

 

もちろん普通の人々も同じです。

 

 

僕も経験あるんですが、強く批判されたり責められたりすると、こっちが悪くても自分を守るために正当化しちゃうんですよ。

 

 

これは人間の本能的な事なのかもしれないですね。

 

 

それに批判ばかりしていると、後々になって自分に跳ね返ってきます。

 

 

人を注意する時も、ただ強く批判するだけでは相手に分かってもらえません。

 

 

それどころか反発されてしまう可能性もあります。

 

 

注意の仕方に関しては、別の章にありますのでその時に詳しく書きますが、まずは批判や非難をしないようにしましょう。

 

 

どれだけ強く批判や非難して言い負かしても、相手を心から反省させる事はできません。

 

 

人は自分の誤りを認めたがらない生き物なのです。

 

 

 

批判や非難ばかりしないで、まずは相手を受け入れる意識を持とう。

 

 

デール・カーネギー「人を動かす三原則」重要感を持たせる

 

 

人を動かす秘訣は 、この世に 、ただ一つしかない 。

 

この事実に気づいている人は 、はなはだ少ないように思われる 。

 

しかし 、人を動かす秘訣は 、間違いなく 、一つしかないのである 。

 

すなわち 、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること ─ ─これが 、秘訣だ 。

 

重ねて言うが 、これ以外に秘訣はない 。

 

もちろん 、相手の胸にピストルをつきつけて 、腕時計を差し出したくなる気持ちを起こさせることはできる 。

 

従業員に首を切るとおどして 、協力させることもできる ─ ─少なくとも 、監視の目を向けている間だけは 。

 

鞭やおどし言葉で子供を好きなように動かすこともできる 。

 

しかし 、こういうお粗末な方法には 、常に好ましくないはね返りがつきものだ 。

 

人を動かすには 、相手のほしがっているものを与えるのが 、唯一の方法である 。

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P32を引用

 

 

この章は僕の中で「人を動かす」の最重要ポイントです。

 

 

人を動かす方法、それは「自ら動き出す気持ちを起こさせる事」

 

 

これシンプルですけどめちゃくちゃ大事です。

 

 

もちろん本にもあるように、力を用いて無理矢理動かさせる方法もあるにはあります。

 

 

ですがそんなやり方は長く続かないし、恨みを買ってしまいますよね。

 

 

逆に「自ら動きだす気持ちを起こさせる」、こんな事を人に対して出来れば人生無敵です。

 

 

で、どのようにしてそんな気持ちになってもらうか?

 

 

それは「相手が欲しがっているものを与える」のが唯一の方法との事。

 

 

その欲しがってるものとはなんでしょう?

 

 

実は誰もが欲しくて欲しくてたまらない!ってものがあるんです。

 

 

人間は 、何をほしがるか ? ─ ─たとえほしいものはあまりないような人にも 、あくまでも手に入れないと承知できないほどほしいものが 、いくつかはあるはずだ 。

 

普通の人間なら 、まず 、次に挙げるようなものをほしがるだろう 。

 

一 、健康と長寿

二 、食物

三 、睡眠

四 、金銭および金銭によって買えるもの

五 、来世の命

六 、性欲の満足

七 、子孫の繁栄

八 、自己の重要感

 

このような欲求は 、たいていは満たすことができるものだが 、一つだけ例外がある 。

 

この欲求は 、食物や睡眠の欲求同様になかなか根強く 、しかも 、めったに満たされることがないものなのだ 。

 

つまり 、八番目の 〝自己の重要感 〟がそれで 、フロイトの言う 〝偉くなりたいという願望 〟であり 、デュ ーイの 〝重要人物たらんとする欲求 〟である 。

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P33~34を引用

 

 

誰もが欲しくて欲しくてたまらないもの、、、

 

 

そう!それは自己重要感なんです!!

 

 

人は誰しもが“認められたい”という欲望を持っています。

 

 

しかしその欲望が満たされている人はそんなに多くはないでしょう。

 

 

その自己重要感を満たすために犯罪を犯したり、精神に異常をきたす人もいるのです。

 

 

それほど強く求めるものを与えてくれる人がいたら、その人は本当に大切な人になりますよね。

 

 

そしてその自己重要感を満たしてくれる人のために『役に立ちたい!』って気持ちになると思います。

 

 

僕は高校を卒業してすぐに上京し、お寿司屋さんの板前で働いていました。

 

 

その時の店長には大変お世話になったのですが、この人がまぁ自己重要感を満たしてくれる天才だったんです(笑)

 

 

とにかく僕の事を信頼してくれていて、重要な仕事を任してくれたり、上司には事あるごとに

 

 

『こいつより仕事できるやつは見た事ない』

 

 

『俺の大切な右腕だ!』

 

 

って言ってくれてました。

 

 

なので僕も「店長の右腕」として恥ずかしくないように必死で働きました。

 

 

でもこれは働かされたのではなく、自分から必死で働きたいと思ったんです。

 

 

今考えれば上手く乗せられていただけかもしれないですが(笑)、おかげでどんなに激務でも楽しく仕事していました。

 

 

このように「自己重要感」を満たしてあげる事を考えていれば、周りから愛されますし動いてくれます。

 

 

それに人の自己重要感を満たしていれば、自分の自己重要感も満たされていくので一石二鳥なんですよ^ ^

 

 

では自己重要感を満たすのに効果的な方法はなにか?

 

 

それは“褒める”事と“励ます”事です。

 

 

「私には 、人の熱意を呼び起こす能力がある 。

 

これが 、私にとっては何物にも代えがたい宝だと思う 。

 

他人の長所を伸ばすには 、ほめることと 、励ますことが何よりの方法だ 。

 

上役から叱られることほど 、向上心を害するものはない 。

 

私は決して人を非難しない 。

 

人を働かせるには激励が必要だと信じている 。

 

だから 、人をほめることは大好きだが 、けなすことは大嫌いだ 。

 

気に入ったことがあれば 、心から賛成し 、惜しみなく賛辞を与える 」

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P41を引用

 

 

ここもめちゃくちゃ重要です!

 

 

これさえ出来れば人生うまくいったも同然です。

 

 

ですが僕を含めて、なかなか実行できてる人も少ないと思います。

 

 

心から褒めたり、賛辞を与えるって簡単なようでなかなか難しいと思うんですよ。

 

 

ただこれが自己重要感を満たすのに最強の方法である事も間違いないです。

 

 

一つ注意点としては

 

 

“褒める”“お世辞”違うという事です。

 

 

デールカーネギーさんは褒めるとお世辞の違いについてこう述べています。

 

 

お世辞と感嘆の言葉とは 、どう違うか ?

 

答えは 、簡単である 。

 

後者は真実であり、前者は真実ではない。

 

後者は心から出るが、前者は口から出る。

 

後者は没我的で、前者ひ利己的である。

 

後者は誰からも喜ばれ、前者は誰からも嫌われる

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P44を引用

 

 

お世辞はいいところ無しですね(^◇^;)

 

 

お世辞ではなく褒めるにはどうすればいいか?

 

 

それは“相手の良いところを見つける癖”をつける事です。

 

 

相手のあら探しをするのではなく、良いところを探す。

 

 

どんな人にも良いと思えるところは必ずあります。

 

 

そしてそれを口に出して伝える。

 

 

そうすれば心からの“褒める”という行為になります。

 

 

 

 

 

人を動かすには、相手の自己重要感を満たす事。

 

相手の自己重要感を満たそう。そうすれば自分も満たされる。

 

褒めるとお世辞は違う。相手の良いところを探す癖をつけよう。

 

 

デール・カーネギー「人を動かす三原則」人の立場に身を置く

 

 

夏になると、私はメーン州へ魚釣りにいく。

 

ところで、私はイチゴミルクが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが好物だ。

 

だから魚釣りをする場合、自分の好物のことは考えず、魚の好物のことを考える。

 

イチゴミルクを餌に使わず、ミミズを針につけて魚の前に差し出し、「一つ、いかが」とやる。

 

人を釣る場合にも、この常識を利用していいわけだ。

 

出典元:人を動かす 文庫版(創元社・2016年)/デール・カーネギー 著/P49を引用

 

これは営業でもすごい重要な部分ですね。

 

 

要点としては、自分の欲しいものではなく、相手の立場になって「相手の欲しているもの」を与えるという事です。

 

 

極端な話ですが、パソコンが欲しくて電気屋さんに行ったのにエアコンを勧められたら

 

 

『何言ってんだ、こいつ!』

 

 

ってなりますよね(笑)

 

 

エアコンを売りたかったのかもしれませんが、そんなんで売れる事なんてまずありません。

 

 

相手の立場になって、欲しいものが何かを知るにはヒアリングが大切です。

 

 

パソコンを買うにしても、ハイスペックなパソコンが欲しい人と、とりあえず使えればいいやって人とは求めるものが違います。

 

 

そうして相手の求めるものを提案すれば、「欲しい」という欲求が生まれます。

 

 

その上でさらに相手の立場にたって『この商品を買う人にはこれも教えてあげると役立つだろう』ってのがあればそれも提案してあげる。

 

 

そうすればさらに相手の欲求が高まります。

 

 

営業や物を売る商売というのは商品説明よりも、この『欲しい!』という欲求を高めてあげる事が最重要なんですね。

 

 

人間関係においても、相手の心の中に強い欲求を起こさせる事ができれば周りに愛されるという事です。

 

 

そのためには、「相手の立場になって考える」というのが大切なんですね。

 

 

 

 

相手の立場になって、欲しいものを与えれば、相手の心に「動きたい」という強い欲求が起こる。

 

 

デール・カーネギー「人を動かす三原則」 まとめ

 

 

1.批判も非難もしない。

 

2.自己重要感を満たす

 

3.相手の立場になる

 

 

ここの部分を意識するだけで、本当に人生大きく変わります!

 

 

ぜひ本も読んでみてくださいね。

 

 

次回は「人に好かれる六原則」について書いていきます。

 

 

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